スピーチ・プレゼン、プロコーチ育成等様々な研修で何千人の方々にフィードバックをしてきて、フィードバック(相手に関して気づいたことをその人に伝える行為)についての質問をよく頂くので、大事だと感じることをひとつ。フィードバックは、正しい賢いことを言い抜けばいいというわけではないです。あくまでも、言葉を受け取った人が、課題に前向きに取り組む具体的ヒントや心の持ち方に気づいて新しい一歩を踏み出す後押しにならないと意味がないです。ただ大丈夫と許可保証するのも、ダメな所だけ指摘するのも違う。伝える側の人が自分の正しさや能力を証明するモードはもっと違います。目の前の人の本来の特性と大きな可能性を見抜く直感と、成長への無駄のない道筋のアイデアの引き出しが豊富であることが大事です。焦らず信じ続ける力と意図が何よりの土台かもしれません。