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2019年3月18日
日本文化:茶道体験のお手伝い

アメリカの大学院で日本経済を研究していらっしゃる教授と生徒さん達が来日なさっていて、茶道を体験なさりたいということで私の習っている先生のところにいらっしゃいました。教室の皆で協力しておもてなししました。

蹲で手を清める作法、お茶室への入り方、お菓子やお茶の頂き方、微妙な動きのひとつひとつの裏側には、計算されつくされた思考と他者を慮った愛の想念があるのが茶道だなあと思います。私自身もその入り口で感歎状態なので、これ説明し出すと、えっとですね、、これはですね、、と長くなるし、英語で微妙な茶道の所作を説明するのは本当に難しいことだなあと思います。

でもそんな日本人でも知ってびっくりするその深遠な世界を海外の方に体験して頂けて良かったです。最後に生徒さんが、お茶室の静寂の中で、かすかに感じた水の音や風の音の豊かさについてコメントなさっていたのが印象的でした。教授が、日本は文化のtreasure boxだとおっしゃていたのもうれしいことでした。強くAgree。私が、Learning tea ceremony is learning lifeと言ったら、みなさん、なるほどとわかって下さったのも短い時間だったけど心が通じた気持ちがしました。日本文化の持っている豊かさの質感の繊細さと奥深さに、沢山の方に触れて欲しいと感じます。


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